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EV過渡期を乗り越える戦略検討の要諦「EVとICEは二項対立ではない ―EV化は知能化のための通過点である―」

Global EV Outlook2025(IEA)によると2024年のEV(BEV+PHEV)市場シェアは初めてグローバルで2割を超えましたが、日本においては依然として本格的な普及には至っていません。
経済性・インフラ・心理的ハードル等複合的な障壁がある中で、多くの消費者はまだ“EVを選択しない”理由を抱えたままです。
この停滞の本質は、「EV=ICEの代替品」という捉え方にとどまる限界にあります。
EVはもはや内燃機関との比較対象ではなく、Software Defined Vehicle(SDV)という知能化モビリティへの進化過程における“装置母集団”であり、将来的な競争の主戦場に備えた土台として捉える必要があります。
現在のEVシフトは、単なる環境対応ではなく、ソフトウェアを通じた価値提供、データ活用、OTA、エネルギーマネジメントといった新たなモビリティ価値の創出に向けた不可避の第一歩です。
本レポートでは、この「EV過渡期」をいかに乗り越え、どのように価値創出に接続するかを明らかにしています。
EVは単体で儲ける製品ではなく、次世代モビリティ/エネルギー産業の入口であり基盤でもあります。
本稿が、EV戦略を再設計するための視座と、事業変革の起点の一助となることを期待しています。
【資料コンテンツ】
1.EV普及の現在地
2.EV先進国から導く国内EV普及への示唆
3.EVとSDVの関係性
4.EV・SDV・エネルギーを貫く戦略設計の視点
5.Appendix
【本資料のポイント】
・日本国内のEV普及の現在地と最新動向
・EV先進国・地域(ノルウェー・中国・カリフォルニア)から見るEV普及に欠かせない条件とは何か
・EVをSDV進化の中間段階と捉えたときの戦略的意義
・各社が見直すべきエネルギー戦略の要諦とは何か