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2026.09.29 資料作成や業界リサーチの業務を約40%効率化。AIを前提に業務を組み替え、アドバイザーがお客様と向き合う時間を生み出す

株式会社ウィルゲート

2006年設立。SEO支援ツール「TACT SEO」などを活用したSEO支援や、AI技術を駆使した記事作成サービスなどコンテンツマーケティング事業を展開。またSNSを活用した営業支援サービス「ソーシャルセリング」、フリーランス人材マッチング事業にも取り組む。さらに現在は、ベンチャー・IT領域に強く、売却前の企業価値向上やM&A成立後のグロース支援まで包括的にサポートする「ネオM&A仲介会社」を目指し活動している。

M&A事業部 ディレクター 田島 様
M&A事業部 アドバイザー責任者 三橋 様

EXECUTIVE SUMMARY

  • 1.株式会社ウィルゲートのM&A事業部では、「個別案件の情報整理や提案資料の作成、業界・買い手候補のリサーチに、1案件あたり十数時間」を要していた。事業部全体では月20〜25件の案件でこうした作業が発生し、アドバイザーが顧客との対話や案件設計に使うべき時間を圧迫していた。資料の品質も担当者の経験に左右されていた。
  • 2.リブは業務の棚卸しからAIを活用した業務フローを再設計し、トップアドバイザーの知見や判断プロセスを、再現可能な業務の仕組みとして整備した。AIがたたき台をつくり、アドバイザーが確認・仕上げを担う分担にしたことで、「資料作成や業界リサーチにかかる時間を約40%効率化」できる見込み。

案件は増えても、アドバイザーの時間は資料作成とリサーチに消えていた

リブ坊 今回のプロジェクトを始める前、M&A事業部ではどのような課題がありましたか。

ウィルゲート 田島様(以下、田島) 一番大きかったのは、リサーチと資料作成にかかる時間です。案件ごとに企業の特徴や事業内容を整理し、提案資料として構成する。加えて、業界の動向や買い手候補も調査する必要があり、「1案件あたり十数時間はかかっていました」。

事業部全体では、月に20〜25件の案件でこうした作業が発生します。アドバイザーが本来時間を使うべきなのは、お客様と向き合って本音を伺い、案件を設計することです。そこが人を介さなくてもよい業務に時間が取られていました。

リブ坊 現場ではどのような負担がありましたか。

ウィルゲート 三橋様(以下、三橋) 時間がかかるのは、対象企業の強みや特徴、課題を言語化するところです。数字も自分でExcelに集計して、パワーポイントに貼り込んでいました。

品質のばらつきも課題でした。私たちがつくる資料は、単なる「会社の説明書」ではなく、買い手にとっての「提案書」であるべきだと思っています。対象企業の強みや想定されるシナジー、論点をどこまで書き切れるかで、その後の反応が変わる。ただ、そこまで書けるのは経験のあるメンバーに限られていました。

「ツール導入」ではなく、業務をAI前提に組み替える

リブ坊 AIの仕組みはどのように作っていったのでしょうか。

田島 まず、アドバイザーが普段どう仕事を進めているかを細かくヒアリングしてもらいました。どのような観点で情報を整理し、どの順番で資料を組み立てるのか、レビューでは何を確認するのか。そうしたトップアドバイザーのやり方をルールに落とし込み、AIの仕組みにしてもらった形です。

リブ米山 ツールありきではなく、業務ごとに「どこをAIに任せ、どこを人が判断するか」から決めていきました。検証してみて品質が安定しないものは作り方を見直し、業務の性質に合わせてAIツールを使い分ける構成にしています。

田島 設計で大事にしたのは、「最後は必ず人の手が入る」前提にすることです。出力された内容をそのまま採用せず、事実関係や根拠をアドバイザーが確認する。不確かな点は「要確認」として明示し、必ず人が判断できる設計にしています。AIの出力をそのまま使うのではなく、アドバイザーが安心して確認できるつくりになっています。

AIがたたき台をつくり、アドバイザーは仕上げに集中する

リブ坊 実際に使ってみて、いかがでしたか。

三橋 最初に出てきたアウトプットを見たときは、ここまでできるのかと驚きました。標準化された業務プロセスと社内のフォーマットに沿って、資料のたたき台を効率的に作成できるようになりました。

田島 「正直、かなり完成度が高いと思いました」。数字の見せ方や体裁は整える必要がありますが、内容自体のクオリティはかなり高い。「これを一から作れる人は、社内でもトップクラスのアドバイザーに限られると思います」。

リブ坊 アドバイザーの仕事はどう変わりますか。

三橋 AIがつくったたたき台を、アドバイザーが仕上げる形になります。事実や数字を確認し、対象企業の強みや買い手にとっての魅力を磨き込む。そこに集中できるので、「資料作成や業界リサーチにかかる時間は約40%効率化できる見込みです」。

育成の面でも意味が大きいと思っています。やる気のあるメンバーなら、入社してすぐにでも、トップアドバイザーの型が入ったたたき台を起点に仕事ができる。「お客様としっかり話して本音を伺うという本来の仕事に、早い段階から時間を使えるようになります」。

生み出した時間を、お客様と向き合う時間に

リブ坊 最後に、今後の展望を教えてください。

田島 まずは今回の仕組みを事業部全体に広げ、アドバイザー一人ひとりが持てる案件数を増やしていきます。資料作成やリサーチから解放された時間を、お客様との対話や案件の設計に使う。そうして、「ベンチャー・IT領域のM&Aでトップを目指したいと考えています」。

リブ坊 ありがとうございます。引き続き、事業部全体で使われる状態まで伴走させていただきます。

※本記事は2026年9月時点の情報です。

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