採用メッセージ
CHRO MESSAGE
これまで以上にフラットで
オープンな組織に進化させたい

100%じゃなくていい。「80%の共感」で繋がる、強い組織に
私がジョインしたことの大きな意味は、翻訳機能だと思っています。これまでは創業経営者の3人が直接語り掛けたり、一緒に仕事をする中で思いを届けたり、共感や共鳴を増幅していくことが可能でした。しかし社員数が増えていくとそれが物理的にも難しくなるので、これからは第三者がそれを伝えていく仕組みを作っていくのが私の仕事です。私は、この会社の文化が一番醸成された最初の10年間を経験していません。経験している人であれば少しピンとくることでも、これから入ってくる人には伝わらないこともあると思います。
今後は創業経営者の3人が言っても通用しないことが出てくるかもしれません。私も同じように経験していませんが、経営陣と近いところで仕事をしていますし、この会社のミッションにも共鳴して入ってきているので、私なりの伝え方があると思います。それを考えてやっていくことが大きな役割だと思っています。
また、人間の人生観や仕事観も多様になっています。最終的にはどこかで線を引かなければならないところも当然あると思いますが、会社として成長して与えられるインパクトを大きくしていくという意味で言うと、少しでも共感や共鳴ができる部分がある人を仲間にしていき、80%くらいで共感や共鳴していくという関わり方が大事だと思います。創業期は100%だったと思いますが、今は80%くらいでも認めていくことが必要だと思います。私自身も100%ではないので、その80%を見極められると思います。社員が増えても平均すると90%を保てていれば、強さや弱さを活かしたまま大きくなり、世の中にインパクトを与える会社になれると思います。

全コンサルタントとの対話で見えた、個の意思と「遊び心」を尊重する組織づくり
入社後、まず9カ月かけて社内の全コンサルタントと1on1で対話しました。これは私にとっては必須の取り組みであり、「これをやらないとCHROとしての役割は果たせないだろう」とさえ思っていました。今後も対話の機会を増やし、リブのコミュニケーションの活性化を図っていきたいと考えています。リブではレビューやフィードバック、知識の共有が活発であり、その文化を大切にしています。
私自身は、共感と共鳴を生み出し、新しい発想を引き出すために、双方向のコミュニケーションが重要だと考えています。また、遊び心や余裕をもったやり取りが、楽しさを感じる一因だとも信じています。組織が拡大するにつれ、出来る人や経験豊富な人からそうでない人への流れが増えるのは避けられませんが、
これまで以上にフラットでオープンな組織に進化させたいと思っています。コンサルタントのビジネスにおいては、もちろん稼働率や生産性が重要ですが、これらを短期的に追求しすぎると、私たちの強みであるミッション・ビジョンへの共感や共鳴、そしてそこでのポテンシャルの引き出しが損なわれてしまいます。
さらに、タレントマネジメントにも力を入れています。個々人の意思を活かした人材配置やチーム構成を考えていくことが必要です。経営としてもこれは重要な要素ですが、どこにいても学びはあるため、それ自体は悪いことではありません。しかし、本人たちの可能性を最大限に引き出す観点から見れば、「この人と仕事がしたい」「このテーマで仕事がしたい」「こういうクライアントにいきたい」といった個人の思いを汲み取ることが重要です。つまり、これも遊びの一環です。短期的には売上や利益の最大化が難しいかもしれませんが、長い目で見れば、離職率の低下やエンゲージメントの向上を超えて、本質的な価値につながると考えています。会社として長期的な発展を遂げるためには、こういった発想が必要であり、経営陣にも理解してもらえるように話を進めていきたいです。
もちろん、その人のベースにある実力や才能の厳しさは存在しますが、それを超えることができれば、ある程度は自分で選んだり、築いていくことができると考えています。これは大企業も重要視している側面ですが、中堅中小企業やベンチャー企業だからこそ成し得ることだと思います。チームの方針や顧客リストに沿って営業するのではなく、自らがどう営業したいか、どのテーマで活動したいかを考え、それに基づいて行動することを奨励していきたいです。これを当然のこととして、組織全体で推進していきたいと考えています。

「裁量×現場×使命感」若手が経営を変える、リブならではの成長環境
リブ・コンサルティングの魅力について3つお話できればと思います。
1つ目は、裁量の大きさです。早い段階でプロジェクトリーダーとなり、数名のチームを指導します。中堅中小やベンチャー企業の経営層との直接の対話が可能です。容易ではありませんが、実力と情熱があれば不可能ではありません。これは他のコンサルティングファームではなかなか得られない魅力のひとつだと思います。
2つ目は、現場重視です。顧客の現場で何が起こっているのかを実際に見て理解し、価格設定の背後にある考え方を探ります。もちろん市場や競合、トレンドも重要ですが、最終的には顧客の購買行動や従業員の意識変革など、目に見える変化が成果につながります。私たちはこれらの要素に徹底的にアプローチし、実務に結びつけたいと考えています。コンサルタントには高飛車にならず、実際の変化や成果をもたらすことが求められます。その過程で、顧客や顧客企業のメンバー、サービス、製品と直接向き合い、状況に応じて柔軟に対応することができるでしょう。外資系ファームではなかなか経験できない、稀な特徴だといえるでしょう。
3つ目は当社の使命に熱中する革新的なアプローチです。”青臭い”と言われることもありますが、私たちは使命を大切にし、人々が喜びを感じる瞬間を創り出すことを恥ずかしがりません。”善いことをして人々を幸せにする”という願いは、多くの人が抱く感情でしょう。しかし、環境や社会的な圧力から、その思いを隠すことがあるかもしれません。しかし、リブではそのような思いを受け入れ、共有することを奨励します。私たちはこのような環境で真剣に議論し、新しいアイデアを探求します。このアプローチは非常に心地よく、他社では得難いものです。
最後に、
私たちのメンバーが世界中に広まり、熱意を持って仕事に取り組み、そのエネルギーを広げていければ素晴らしいと考えています。コンサルティング業界は流動的な分野であるため、退職率の高さもあるかもしれませんが、リブで学んだことや感じたことを他の場所でも活かすことができるでしょう。リブで長期間にわたって働くことができればベストですが、そうでなくてもリブでの経験が、他の場所で世界を変える力となるでしょう。私たちの使命を達成するために、リブのコンサルティング業務だけでなく、さまざまな方法で貢献できると信じています。
株式会社リブ・コンサルティング
CHRO
武山 慎吾