クラウドサービス事業グロースプロジェクト
中堅不動産会社B社は、自社用に開発したクラウドサービスがクライアントからも利用希望の声がかかったことから新規事業として同サービスの販売を始めました。しかし、サービスの拡販を行い、同事業を伸ばしたいと考えていたものの 拡販のために必要なリソースや戦略ノウハウが不足していたことから、思うようなサービス拡販には至っていませんでした。同事業を新たな事業の柱として成長させるため、リブ・コンサルティングが、事業戦略、プロダクト開発、マーケティング、営業代行のトータル支援を行いました。
課題
- 拡販を行うための人員が不足している(事業成功が不透明な中、自社で新規雇用のリスクも取れない)
- 拡販のために必要なSaasのBtoBビジネスのノウハウが不足している
- 業界固有の商習慣や専門性を持った販売代理店(提携先)が見つからない
支援内容
戦略策定を行った上で、実行による現場での効果検証を行い営業の仕組化、代理店への横展開まで24か月にわたるトータル支援を実施
1. 戦略策定
2. 戦術立案
3. 成果ロジック構築
4. 計画
5. 実行
6. マネジメント体制構築
7. PDCA
8. 仕組化
9. 代理店への横展開
10. 既存フォロー&サクセス
1. 戦略策定~計画
プロジェクト推進にあたり本クラウドサービスの提供価値及び目指すべき姿を策定
クライアントと共に「日本の不動産流通プラットフォームの実現」というビジョンを策定し、ビジョン実現のため外部環境・競争優位を築くための戦略を提案
合わせて、具体的な目標数値をもとにした中期マイルストーンを設定
2. マーケ・セールス施策の現場への落とし込み
重点方針・施策を戦術(How:具体的な施策)レベルに落とし込みを行う
成果ロジック、マーケティングセールス計画等の具体的な施策を立案
3. 実行支援
リブ・コンサルティングプロジェクトメンバーがクライアント現場に入り、リード発掘→リードナーチャリング→インサイドセールス→フィールドセールス→仕組化までの一連のプロセスの立ち上げ・整備を行う
現場におけるセールス提案書の作成や案件・プロセス管理を導入するだけでなく、グループ企業である営業代行会社(株式会社プルーセル)メンバーと協業し受注までの成果創出プロセスまでを実行支援
成果
住宅不動産会社B社はリブ・コンサルティングの支援を通じて以下のような効果を得ています
- 導入社数約3.5倍、全国の住宅不動産会社約2000店舗以上が利用するサービスに伸長し、獲得MRRも約2.7倍とクライアント内の有力事業へと成長した。
また、本サービス拡販により今後住宅不動産業界に短期・中長期的に以下の変化が生まれることが期待されます。
- システム利用による同業界の現場生産性向上
- 情報のオープン化が促進することにより、同業界におけるプロと消費者間における情報の非対称性の解消につながり、より顧客が納得した購買活動や品質の向上につながる
- 不動産価格のオープン化により消費者が納得感のある購買活動を行えるようになることで、不動産売買の流通量が増え、既存住宅の流通が起きない空き家問題などの解消につながる