2022.02.08

新規事業を生み出すためのアイデアとは

新規事業を考える際に必要なのがアイデアです。では、どのようにしてアイデアを出すのか。お風呂でリラックスして考える、思いついたことを書き出すなどいろいろな方法があります。また、何もアイデアを出さなければ、アウトプットが「ゼロ」になってしまうこともあります。アウトプットの量と質を最大化するためにアイデアが重要です。

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新規事業のアイデアを出すためにすること

新規事業のアイデアを生み出すといっても、 なかなか簡単にできることではありません。 新規事業のいいアイデアを生み出すために、まずやっておきたいことは以下の点があります。

  • 新規事業の要件とは
  • 現在の事業の特徴、強みと弱みを知る
  • ライバル企業の良さを把握する
  • 他の業者であっても参考になる

新規事業の要件とは

新規事業を成功させるためには、アイデアの量と質の両方が必要だといわれています。つまり質も量もないと、成功にはつながりません。しかし何もないところからいきなり質を求めるのは容易ではありません。そこでアイデアの量を出すことから始めてください。

現在の事業の特徴、強みと弱みを知る

新規事業のアイデアを出すために、まず現在の事業の特徴や強み、弱みを把握することが大切です。現在業績が良い状態であれば、なぜ業績が伸びているのかといった長所を把握してください。

同業他社がまだ導入していないような強みがあるのであれば、新規事業をした時にも活かすことができます。

ライバル企業の良さを把握する

自社の分析をする上で、同業他社と比較をすることもあります。もし他社のほうが業績において優れている場合は、客観的になぜそういった状況になっているのかを把握することが大切です。

ライバル企業のいいところを取り入れつつも、自社が持つ強みを加えることで新規事業につなげることができます。

他の業者であっても参考になる

同じ業界のライバル企業でなくても、他の業界で成功しているビジネスモデルを参考にして他業種に広げることも可能です。 例えば2021年ころから多くの業種がECサイトに力を入れています。新型コロナウイルスの影響もあり自宅で過ごす時間が多くなったことから、オンラインでの売り上げに力を入れているのです。

またオンラインで販売をすることにより、コストの削減にもつながります。このように他の業者で成功しているビジネスモデルを参考にすることが大切です。

新規事業のアイデア出しに求められること

新規事業を成功させるための一つの秘訣として、多くの人が困っていることを解決できるようなアイデアが必要になります。そのため実際に困っている人が多い内容をリストアップし、さらに実際にできることから取り組んでいくことが大切です。

多くの人が困っていることをリストアップする

新規事業を成功させるためには、まず世の中が困っていること、課題にしていることをリストアップしていきます。人や企業は課題を解決でき、さらに対価として正当であれば支払いをするのです。

つまり課題を解決することにより、儲けがでる、事業となりえるということです。実際に利用者にアンケートを取ったり、SNSを使ったりするなど現場の声をできるだけ上げていくことが大切です。

仮説を作っていく

実際に多くの人が困っていることが集まったら、実際にどのように対応していくのか仮説を立てていきます。どのように対処するのか、どれぐらいの時間がかかるのか、費用はどれくらいかかるのかなどできるだけ詳しくシミュレーションをすることが重要です。

仮説をいくつも上げていく上で、現実的に儲けにつながると考えられる内容を選択する作業をします。

マーケットの流れを確認する

新しいアイデアの仮説に対して、周辺のマーケットの流れをとらえることは必須です。実はすでにあるサービスなのか、多くの企業が参入しているけどうまくいっていないのか、一時的な課題なのかなどの分析をするようにしてください。

費用対効果を考える

仮説を立てマーケットの流れを調べたうえで、費用対効果を検討する必要があります。短期スパン、長期スパンにおいて費用対効果をシミュレーションするようにしてください。人件費や固定費などの費用を正確に出すことはマストです。

実際にビジネスとして動かす

アイデア出しをしっかりと準備をした上で、実際にビジネスとして動かしていきます。また新規事業を始めたあとも、定期的に効果測定をする必要があります。途中で路線変更、コストの削減、新規事業の中止などの対応を繰り返しながら成功させるようにしてください。

新規事業のアイデア例

新規事業のアイデアを生み出すのは決して簡単なことではありません。これまでに成功したアイデアを参考にすることも大切なアイデアを生み出すための方法です。

デジタル商品

企業においてもIT化が進み、多くの企業がeラーニングを導入していることからもデジタル商品の販売が大きなビジネスマーケットを占めています。多くの企業や個人客が利用しているほか、制作費や流通コストなどのコストパフォーマンスが良いことも新規事業としてその地位を確立している要因のひとつです。

代行会社

車の運転や家の掃除、また助成金の申し込みなどさまざまな分野において代行会社が存在します。自分でやりたくはない、むずかしくて自信がない などとお金を支払うことによってプロに任せる人が増えているのです。

手間をかける必要がないだけでなく、経験者が対応することにより自分が行動するよりも良い結果につながることも代行会社が増えている理由の一つです。

レンタル会社

どうしても必要な場合はあるけど、普段はほとんど必要ないといったものがあります。例えばビデオカメラがその一つとしてあげられます。普段はほとんど撮影する機会はないけれど、娘の卒業式や七五三だけは撮影して残しておきたいという人のためにビデオカメラなどのガジェットのレンタルが大人気です。

必要な時だけレンタルをすることができるので費用を抑えることができ、性能の高いガジェットを選ぶことができます。 最近ではガジェットに限らずさまざまなレンタル会社が存在します。少しでも節約をしたいため商品を購入しないでレンタルで済ませたいというニーズが高まっているため、レンタルビジネスの需要も高まっています。

自社に適したニーズの高いアイデアを見つけることが重要

新規事業を生み出すためのアイデアを生み出すためには、自社に適したビジネスであることが重要です。いくら新規事業といっても自社の良さが全くでないような新規事業であれば、他社が同じ事業をした場合に差別化をするのがむずかしくなります。

さらにニーズが高くなければ事業として成功しません。そのため現在ユーザーの課題や悩みなど、求めていることを分析する力が必要になります。

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