2022.05.23

新規事業開発とは

新規事業開発とは、新しいビジネスを開発することをいいます。近年消費者ニーズの急速な変化、経済状況の変化、技術力の向上などさまざまな要件により、これまでにないスピードで社会や市場は変化しています。

環境の変化についていくためにも、多くの企業がまったくの新しい事業を展開しています。新しい事業を成功させるのは大手企業でも決して容易なことではありません。

儲かりそうな事業は多くの企業がすでに参入しており、自社の企業理念やビジョンから逸れず、なおかつユーザーのニーズが高い事業を選択する必要があります。

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新規事業開発とは

新規事業開発は、ゼロベースで新しいビジネスを始めることをいいます。いくら他の事業で実績のある会社でも、新しい事業を始めるときは新規立ち上げの企業と変わらないくらいの労力が必要になります。

そのため、新規事業開発で成功するための難易度は高く、十分な準備が必要になります。しかし、市場の動きは早いため、いつまでも準備に時間をかけていいわけではありません。市場の動きを見ながら十分に準備をして、最適なタイミングで市場に参入する必要があります。

参考:新規事業開発コンサルティング

新規事業開発のアイデアを出す手順とは

新規事業開発のアイデアは、以下の手順で進めていきます。

  • データ収集
  • データから仮説を作成
  • 仮説からアイデア化
  • アイデアをプラン化
  • プラン決定
  • 新規事業のおける体制の決定

データ収集

新しい事業を成功させるためには、顧客のニーズや市場の動き、自社の強みや弱みなどさまざまなデータ収集をおこないます。それらのデータから必要なデータだけを抜き出す作業までおこないます。

データから仮説を作成

必要なデータが集まったら、仮説を立てていきます。仮説を立てるとは集めたデータを、どのような方法で分析していくかを決定していくことをいいます。

例えば、食品を今後売っていく場合、天気に応じて売れる物が違うと仮説を立てるためには、雨で売れた数、晴れで売れた数などのデータが必要になります。仮説した内容を深堀していって、月曜日なら天気は関係ないのではないか、店の場所によっても違うのではないかなどさらに仮説を広げていくことができます。

この仮説に関するデータがあれば、仮説が正しいのかを確かめることができます。このように仮説を作り上げることによって、予測を精緻化させることができPDCAを回すことにつながります。

仮説からアイデア化

仮説を立てたら実際のアイデアに変えていきます。また、アイデアを出すだけでなく、より説得力を出すためのデータを加えることが重要です。

事業を起こすまえにアイデアが足りていないと失敗する原因の1つになります。担当者1人ひとりがアイデアを持ち合い、ミーティングをすることでさらにアイデアを膨らませることができます。

アイデアをプラン化

数多くのアイデアが出たところで有望なアイデアを選択していきます。アイデアを選択できたらフレームワークを使い、ビジネスプラン化を進めます。

プラン決定

プランが決定したら想定できるP/L(損益計算書)の作成や関連する法規など、必要な要件を集めていきます。さらにKPI設定や事業計画書作成など、具体的な準備を進めておきます。事業計画書ができた時点で資金計画の策定やビジネスプランの完成までつなげることができます。

新規事業のおける体制の決定

新規事業開発のプランまで決定したら責任者、推進者の選定やメンバーの決定をおこないます。責任者は幹部クラスの役員を選ぶことが一般的です。社長には常に進捗状況ができ、コミュニケーションをとれる人である必要があります。

また、新しい事業の責任者には技術、ノウハウ、知識、精神力、決断力などさまざまな能力が求められます。そのため、幹部クラスの社員をリーダーに据えることにより、責任者との連携をとりながらチームを組むことが望ましいです。

新規事業開発に必要な能力

新規事業開発には、以下の能力が必要です。

  • データ収集能力
  • ロジカルシンキング
  • プレゼン能力
  • 実践的イニシアティブ

データ収集能力

新規事業をおこなうためには既存の事業に関して、ターゲットとなる顧客のニーズ、競合他社の動向、自社が持つ技術などさまざまなデータを集める必要があります。インターネットやスマートフォンが普及している現代においてデータは豊富にあります。

集めたデータのなかで必要なデータをピックアップして収集する必要があります。新規事業で失敗する原因の1つに、データの数が少ないことがあげられます。多くのデータがあるからこそ、重要なデータだけを使って生かしていくことができます。

ロジカルシンキング

ロジカルシンキングとは論理性や理屈を重視した考え方です。仮説を検証するといった説明をしましたが、この行動はまさにロジカルシンキングが求められます。

プレゼン能力

データを収集し分析をしたうえで、自信のある新しい事業案を持っているとしても、相手に伝えるプレゼン能力がなくてはいけません。例えば、銀行に融資を受ける場合、銀行が将来的に成長する事業であることを認める必要があります。

実践的イニシアティブ

イニシアチブとは率先して行動をすることをいいます。実績やノウハウがまだない新規事業開発においては、実践において率先して動ける人材が必要です。一人が動き出すことによって、ほかのメンバーが動きやすくなります。

新規事業開発をサポートするフレームワークとは

新規事業を成功させるためには十分なリサーチが重要です。効果的にリサーチをするためには、主に2点のフレームワークを使うことが一般的です。

  • SWOT分析
  • PEST分析

SWOT分析

SWOT分析とは、以下の4つの要因で自社の現状を分析します。

内部環境要因 外部環境要因
ポジティブな要因 強み(Strength) 機会(Opportunity)
ネガティブな要因 弱み(Weakness) 脅威(Threat)

内部環境要因とは自社のなかの従業員の数や技術などの要因をいい、外部環境要因とは市場の変化、経済状況の変化など企業内では変化させることができない要因をいいます。

これらを洗い出すことにより、企業の現状を知り今後の経営指標の策定につなげやすくなります。

PEST分析

PEST分析とは次のマクロ環境分析をすることをいい、4つの項目における影響を分析していきます。

  • Political(政治)
  • Economical(経済)
  • Society/Cultural(社会/ライフスタイル面)
  • Technological(技術面)

長く企業を経営するためには、世の中全体の変化に対して対応していく必要があります。4つの項目において動きを分析していきます。急成長している企業は、大きなマクロ環境トレンドに乗っているケースが多い傾向にあります。

そのため、マクロ環境を分析することは、企業が成長するために重要な要素です。

まとめ

新規事業開発とは、一から事業を作り上げていくことをいいます。実績もノウハウもないところから始めるので、十分なデータ集めや仮説つくり、アイデア集めから始める必要があります。

いきなりアイデアを集めようとしても、具体的なアイデアはなかなか思いつきません。そのため豊富なデータ量、またデータを活用した仮説が重要になります。また、新しくすることなので、イニシアティブに行動をしたりロジカルシンキングが求められます。

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